私の人生は、あの三時間で確実に変わりました。当時の私は、仕事の激務と人間関係のストレスで完全に心が折れており、帰宅しても何をする気力も起きない状態でした。最初は脱ぎ捨てた服が床を覆い始め、次にコンビニの空き容器が山を作り、気づけば部屋のどこに床があるのか分からないほどの汚部屋になっていました。友人との連絡も絶ち、宅配便が届いてもドアを数センチしか開けられない。そんな生活が二年ほど続いたある日、排水溝が詰まったことをきっかけに、私はついにプロの業者に助けを求める決意をしました。電話をするまでは、自分の情けなさに涙が止まりませんでしたが、現れた業者のスタッフの方は、私の惨状を見ても顔色一つ変えず、「大丈夫ですよ、すぐ綺麗になりますから」と優しく声をかけてくれました。作業が始まると、その手際の良さは魔法のようでした。私にとってはただのゴミの山に見えていた場所から、大事な書類や、失くしたと思っていた思い出の品を次々と拾い出し、迷うことなく仕分けしていく姿に、プロの技術の凄みを感じました。大きなビニール袋が次々と満杯になり、部屋の外へと運び出されていくたびに、私の心の中にあった重苦しい塊が、少しずつ軽くなっていくのが分かりました。二時間が経過した頃、ついにフローリングの床が顔を出しました。久しぶりに見る床の色に、私は何とも言えない感動を覚えました。最後には、蓄積した埃をプロの掃除機と洗剤で徹底的に除去し、三時間後には、そこに入居したときと同じような清潔な空間が戻っていました。業者が去った後、私は一人で何もない部屋に立ち、深く深呼吸をしました。空気がこれほどまでに美味しかったのかと驚きました。汚部屋は、私の心の病を可視化したものだったのかもしれませんが、業者の手によってそれを物理的に取り除いてもらったことで、私はようやく自分自身を許し、再スタートを切る勇気をもらうことができました。お金はかかりましたが、それはこれからの人生を買うための投資だったと確信しています。もし同じように悩んでいる人がいるなら、勇気を出して業者に連絡してほしいと心から願っています。
足の踏み場もない部屋を専門業者が三時間で変えた日