私はかつて、誰が見ても絶望するような、足の踏み場もないどころかゴミの層が膝まで達した部屋で暮らしていましたが、そんな私がたった一日でその地獄から生還した体験は、今思い出しても奇跡としか言いようがありません。仕事のストレスと孤独からセルフネグレクトに陥り、数年間一度もゴミを出さずに溜め込み続けた結果、部屋は異臭を放ち、害虫が這い回る惨状となっていましたが、マンションの排水管清掃の通知が来たことで逃げ場を失い、私は震える手で「一日で完了」を謳う清掃業者に電話を入れました。当日、現れたのは三名の屈強なスタッフで、彼らは私の部屋の惨状を目にしても眉一つ動かさず、「大丈夫ですよ、夕方には床が見えますから」と笑顔で言ってくれたその一言に、私はどれほど救われたか分かりません。作業が始まると、そこはまさに戦場のようなスピード感で、彼らは私の記憶の地層を掘り起こすようにゴミを次々と仕分け、袋に詰め、淀みない動きで階下のトラックへと運び出していきました。私が数年間悩み、毎晩泣きながら放置し続けたゴミの山が、プロの手にかかるとわずか数時間で消え去り、昼過ぎにはかつての床の色が少しずつ見え始めたとき、私は自分の心の中に溜まっていた重い澱が一緒に吸い取られていくような不思議な感覚を覚えました。スタッフの方々は、ゴミの中から私が紛失していた通帳や、亡くなった母の形見の写真を丁寧に見つけ出し、私に手渡してくれましたが、その時の彼らの敬意ある態度は、ゴミの中に埋もれて自尊心を失っていた私を、一人の人間として再び認めてくれたような気がして、涙が止まりませんでした。夕方五時、すべての作業が終わり、特殊な薬剤で磨き上げられた部屋は、朝日を浴びたときよりも輝いて見え、数年ぶりに窓を全開にして吹き込んだ風は、これまでの停滞した時間をすべて洗い流してくれました。たった一日の出来事でしたが、その八時間は私にとって数年分の苦しみからの解放であり、専門の力を借りるという決断がいかに大切かを痛感した一日でした。もしあの日、勇気を出して電話をしていなければ、私は今でもあの暗闇の中にいたはずであり、一日で環境をリセットするというスピード感が、私の折れかけていた心を救ってくれたのだと確信しています。
私のゴミ屋敷を一日で空にした奇跡の救出作戦